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台湾便り 林家花園(林本源園邸) [台北]

板橋市、捷運府中駅から府中路を西に少し歩くと、緑に包まれた6000坪の広大な敷地を持つ林家花園(林本源園邸)があります。1778年に中国福建省から台湾に渡来した林家が、数代にわたって築いた財を用いて清朝後期(1847年)に建てた閩南式建築の住居と、その後1893年に作られた庭園です。

清の時代には、台湾の各地で豪族や官僚、名士がこぞって庭園を造りました。中でも新竹鄭家の「北郭園」、台南の呉園、板橋の林家花園(林本源園邸)、霧峰林家の莱園は、「台湾の四大名園」と呼ばれています。時代の変遷や開発によって多くの庭園が失われていく中で、林家花園は往時の状態をほぼそのままに再現した貴重な文化遺産です。

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門を入ると正面に、敷地を奥まで真っ直ぐに貫く道があります。右手が林家の邸宅(三落大厝)、左手が庭園です。この道の両脇には、林家が北台湾の経営を国から一手に引き受けて財を成す基となった楠の大木が並んでいます。

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中門をくぐってすぐ左手にある観稼樓から、北に広がる榕蔭大池の散歩道を通り抜けると

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賓客をもてなす四合院形式の定静堂があります。

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中庭に出ると、地上いっぱいに根を広げた大木が、夏の太陽を遮って涼しい木陰を作っていました。

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月波水榭の東屋から、格子越しに眺める月はきれいでしょうね。

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少し暗く長い回廊を南に抜けると

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來青閣に出ました。客人を迎えるこの建物の二階からは、その名の通り辺り一帯の緑が目に入ります。

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敷地の一番南には、林家の書籍を集めた「汲古書堂」があります。

三落大厝

三落大厝は現在も林家の所有であるため、普段は門が閉ざされていますが、林家花園の入口で申し込むと、定められた時間にガイドさんが邸内を案内してくれます。

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林家の住居「三落大厝」は北西に向かって開けていて、当時は船で淡水河に通じ、遠くには観音山を眺めることができたようです。四合院形式を持つこの建物は、門廳、正堂、後堂の三進形式で、左右の護龍と合わせて52の部屋があります。

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建築に際して、瓦や木材は中国大陸の福建から、石材は観音山から運んだようです。門廳の壁には煉瓦で造った美しい模様がありました。

林家花園は台湾に現存する数少ない伝統的な閩南式の園林建築で、現在保存されているものは、台湾大学土木工事所都市計画部が1982年から4年の歳月をかけて、原型に忠実に再現したものです。庭園の随所に織り交ぜられた建物と池、樹木などの組み合わせが、見る者を楽しませてくれます。機会があれば是非訪れてみてください。

【林家花園(林本源園邸)の情報】
台北縣板橋市流芳里西門街9號  TEL 02-2965-3061
詳しくは下記サイトを参照ください
http://www.linfamily.tpc.gov.tw

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